僕は忘れられた
灰積る街で
失くしものを探していた
赤い眼をした君が
小さな声で祈っても
耳をふさいでた
手をのばすより
隠れてしまおう
割れた空を指さし子供の眼で笑いあう
夜の隙間から覗く光を浴びてここで眠ろう
誰にも見つからずに
淡く過ぎる日々の中で
染みついてく狡さも解ってる
寄り添う 記憶の深さ
それだけで僕らここに囚われ
根を張り生きている
手を重ねたら
何かが変わる?
割れた空の向こう 大きな眼が見つめてる
朝のこないこの国で孤独な光を探してる
軋む夜の間
痛みは続き
乾いた焦燥
俯いていたけど
君の無垢な言葉が
僕の心を揺らした
全て洗い流すように
冷え切った心を溶かした
割れた空を指さし子供の眼を笑いあう
夜の隙間から覗く光を浴びてここで眠ろう
君とふたりで