狩人と嘯いた
狩人だと嘯いたお前は飢えた獣
馴れ合うくらいなら死んだ方がマシだと吼えた
血にまみれた屍の光なき瞳が射る
牙をなくすのならいずれ恨むだろうと歌う
不条理なもんさ 俺たちは小さな勝利でさえ
引き換えるには余りにも大きなリスクを払わされる
犬死したいわけじゃない
なぁ、死んでも死に切れないだろ
この意思は無駄じゃない
このままじゃ終わらせない
奴らを根絶やしにするまでは
この美しく残酷な世界で
夕闇に染まるは標的か己か
弓なりに弾け飛び獲物を屠りイェーガー
黄昏に放たれた迸るその殺意が
群れをなし穿つのは紅蓮の座標
吼えることしかできなかった
あの日の少年は武器を取り
多くの仲間を得た
いずれ進撃の嚆矢は
斜陽の空を貫く
座標目掛けて