夜の香り 何か思い出しそうで 君を想う 僕は今一人きりで
何一つも上手くいかないのは 誰のせいだ?
情けない僕など 何処か遠く投げ捨てたいな
嫌いなんだ こんな僕が
なのにずっと 捨てられないよ
過去に知った温かさを
ああ 誰も知らない僕 ああ 知られたくない夜
でも虚しくなって 怖くなって 慌てるんだ
僕一人が 夜の闇に取り残される そんな気がして
君の前でさえも強がっていたから 言いたいこと 本当に伝えたいこと
言葉になるその前に 孤独を感じてしまった
君はきっとそれ以上の 孤独に悲しみを抱いて
それすらも受け入れようと 僕の前じゃ笑顔だった
なのにずっと 僕は 逃げてた
ああ 君も知らない僕 ああ 知られたくない夜
だけど今になって 思い出すよ 僕にとって大事なものなど
幾つも無くて 君が何より 大切だったはずで
後になって気がつく ごめんねさえ言えないこと
わがままを繰り返して 調子のいい言葉を並べ
口先で語った夢 見落とした優しさも
今は無い 何も無い ちっぽけな自分に見た幻想
夜風を切り裂いて 走り出して 振り切るんだそんな僕を
今向かうよ 君の元へ まだ間に合うかな