3時28分 寝返り繰り返す
枕に顔を 押しつけても
部屋中散らばった においと記憶が
ガムのようにネヴァ っと こべりついて剥がせやしない
あぁどうして ねぇねぇ
0時53分 突き返されたカギ
動揺しているせいか こぼしたビール
明確な言葉 吐かないでドアを
出て行く 後ろ姿 引き止めて 振り払われ
あのさ ちょっと 尋ねたいんだけれど
僕が何をしたの?
ねぇ ちょっと 無視しないでちょうだいって
ホント 分かんない 分かんない
シラをきり ごまかしたい
アレのせいか それは違うと思いたい
コレのせいか まさか全部じゃないだろう
何がバレた そんなはずないな
アリバイは完璧 カマをかけてるだけでしょう
もしもアレや コレがバレても
｢違う｣と言って 真実をねじ曲げるんだ
巻き戻し23時 いつものような会話
タバコの煙が 天井でもがく
テレビの笑い声 かぶさるように君が
突然｢隠し事をしてるよね?｣って 切り出すから
焦った ちょっと いきなりすぎやしない
僕の声が上ずる
ねぇ ちょっと あるわけないよなんて
実は 隠してる 隠してる
全てを揉み消したい
アレのせいか それは違うと思いたい
コレのせいか まさか全部じゃないだろう
何がバレた そんなはずないな
アリバイは完璧 カマをかけてるだけでしょう
もしもアレや コレがバレたら
今度ばかりは ちょっと本気でやばいなぁ
アレのせいじゃない コレのせいでもない
ソレのせいでもなきゃ じゃあ一体どれ?
アレが正解? それは違うと思いたい
コレも正解? まさか全部じゃないだろう
何でバレた そんなバカな
アリバイは完璧 そう思うのは僕だけで
全部バレた 君にバレた
それでも君は 僕を愛してるんでしょう
