ふたごの兄はやせっぽっちで
弟のほうもやせっぽっちだった
なにをするにも仲良しで
恋をしたのも一緒だった
ふたごのやせっぽっちが恋をした
恋の相手はお互い秘密ふたごにも秘密は必要さ
ふたりはそう思ってた言葉にはださなくても
ふたりの頭の中をかけぬけたよ
ショートヘアがにあう土曜日のあの子
夏の電信柱のあかりの下で
長いかげふたつふたりのやせっぽっち
やせていたけど恋の気持ちは
大きくて体重の5倍くらい
「兄さん、恋はいつかみのるもの?」
「そうさ、いつか、たわわにみのるもの。」
ふたごのやせっぽっちはもっと痩せた
恋の相手はお互い秘密ふたごにも秘密は必要さ
ふたりはそう思ってた言葉にはださなくても
ふたりの頭の中をかけぬけたよ
青いスニーカーはいた土曜日のあの子
小雨にぬれた落ち葉をかけちらして
夕焼け見てたよふたりのやせっぽっち
恋の気持ちはどんどんふくらむ
どこかでみた白い飛行船ぐらい
「兄さん、恋はいつまで続くのかな?」
「そうだね、恋に終わりはあるのかな。」
ふたごのやせっぽっちが恋をした
恋の相手はお互い秘密ふたごにも秘密は必要さ
ふたりはそう思ってた言葉にはださなくても
ふたりの頭の中をかけぬけたよ
明るい笑顔まぶしい土曜日のあの子
コートの人ごみにもまれながら
ゆらゆらと立つふたつふたりのやせっぽっち