本当は最初から何も持ってなかった
鏡だけに映るありきたりなドラマ
暗闇と水平線 プラスチックな感情も
僕の描いた夕景もまだ届かないな
伝える事なんて 鍵をかけておいておいたよ
どうせ君を迷宮に置き去りにして
届かないのに 満たせないよな
いつか分かるからなんて君のせいにしてさ
僕の中にある声は透明だったのかな
目の前に転がる迷える子羊
僕を描いた地図もまだ届かないな
ありふれた言葉しか映らない世界になったら
ありのままの衝動はどこで鳴り響くの?
届かないのに 満たせないよな
いつか分かるからなんて君のせいにしてさ
僕の中にある声は透明だったのかな
変われもしないくせに 君に映る為に
残されたフィルムに写す全てを君に捧げたとして
吐き気が込み上げたり 見たくも無いフレーズの固まり
その鍵を壊して 君はcrazy crazy
見慣れた言葉と愛じゃ君はいつか乾いてしまうんだ
使い古したナイフと心が叫んだ
僕が消える前に 僕が消える前に
言葉と音が君を通り過ぎて
僕の中にある声は透明だったのかな