名も知らぬ 鳥が歌う 四月の終り
何処から飛んで来たの？と小さくつぶやいた
あの日から 誰のものにも なれないままで
あなたの温もり 探してる私
切ない思いは つのるだけ
翼をかりて 鳥になれたら
あなたの元へ 飛んでいきたい
一瞬だけ 私見つけて
揺らめいて かげろうのように 消えるから
遠い日に海で拾った 貝殻一つ
私 呼ぶ声 寄せて帰る波 聞こえてくる
浅い夢 あの日と同じ あなたの笑顔
流れゆく季節 はぐれたままの
愛は何処へも帰れない
姿を借りて 鳥になれたら
その手のひらに 乗せて見つめて
幸せだよと 笑ってほしい
哀しげに かげろうのように 消えるから
翼を借りて 鳥になれたら
あなたの元へ 飛んでいきたい
一瞬だけ 私見つけて
揺らめいて かげろうのように 消えるから
哀しげに かげろうのように 消えるから
