あれからここに来るたび 君を思い出しては泣いて
霧雨降る坂の途中の自動販売機
喉が渇いたのって言いながら 涙を流す君をそっと
抱きしめられなかったことを思い出す
グッバイ グッナイ ハイファイな夢を見てたんだ
グッバイ グッナイ 起きたらまた上手くいくよな
グッバイ グッナイ ハイファイな夢を見てたんだ
グッバイ グッナイ 誰か早く起こしてくれよ
「長い間言えなかったことがあるんだ」って
噛みしめるように伝える寂しげな顔がふと
遠くを見つめるさまになってさ 渇いた心が嫌になってさ
「さよなら」も言えず走り去ってしまった
グッバイ グッナイ ハイファイな夢を見てたんだ
グッバイ グッナイ 起きたらまた上手くいくよな
グッバイ グッナイ ハイファイな夢を見てたんだ
グッバイ グッナイ 誰か早く起こしてくれよ
あの後なぜかまた戻って 自販機でコーヒーを買った
いつもよりなんか苦くて いつもより猫舌になった
誰かが取り忘れてしまった おつりを見て重なったんだ
君のいつも苦そうな顔が 好きだった
グッバイ グッナイ ハイファイな夢を見てたんだ
グッバイ グッナイ ああ 目が覚めたら君はいない
グッバイ グッナイ どうやっても思い出すんだ
グッバイ グッバイ 掻き消すような目覚ましのベルを
さよなら 少しは大人になれたかな
さよなら ベルを鳴らしたんだ 喉が渇いた
