こうしていつも
一番最後に
残るのは
きみとぼく
同じ方向に
帰る同士
偶然の重なり
太陽を
着こなして
夕焼けに
包まれて
月に見守られながら
握るハンドル
アクセルを
踏み込んで
このトンネル抜けたら
どんな景色が
見えるだろう
かえり道
ブレーキランプ
目の前で
ちらついてる
12時間前のぼくに
今はきっと
Uターンはしない
横顔しか
しらなかった
きみのことなんて
ずっと一緒にいたのに
なんで
気づかなかったんだろう
ランプの波に乗って
何度も通ってる道
違う景色に見える
今夜はなぜか
ただの友達だけど
ただの友達なのに
なにかの糸が
切れたみたいだ
かえり道
赤信号
止まるたび
うれしくなる
交差点
右を見て
左を見て
きみを
見てしまう
ココロのナビゲーション
導くまま走って
どこまで近道
できるのかな
かえり道
帰れない
抜け道は
ないみたい
あたらしい
行き先に
向かってる
今日の向こう側に