汚れたこの手で塞いでしまった両目から
もう一度だけ過去を見据えたら
誰だろう 笑いながら僕にこう告げた
その笑顔が一番嫌いだと
部屋のカーテンをあけよう
そこになにもないけど
日のぼり繰り返す
また忘れられる
あの日僕は 愛されたまま生まれて
生きてきたはずなのに
空の青さに目を背けて
君の言葉 僕は忘れるんだ
君が望まなくてもそうさ
戻せないんだ
いつかはこの手首の傷も消えるかな
誰かとまた笑いあえるかな
後ろ指さされたままでも
この世界は素晴らしい
どれだけ近くにいても
はなれたまま
ひとつづつ重ねては嘘を積み上げた
交わした言葉と同じくらいに
二人は傷ついていく
愛されたいと 願うことが許されて
それでも愛されることはない
僕はどうすればいいの?
君がいうように 全て投げ出せればいいの?
傷つけあう前の僕ら
戻れないのに