家へ帰る電車に今日もまた乗ってしまった
いつものように いつも通りに
会える日は深刻なほど限られているのに
ちょっとだけ話せただけで満たされちゃったんだ
家に着いて押し寄せる後悔、自虐思考
チャンスはあった、確かにあった
なのに、なのに…
また君に番号を聞けなかった
また会える日があるから
後に回してしまった
勇気が無くて
一通り悔しがって ちょっとだけ落ち着いたら
話せた内容を思い返し悶える
その言葉、僕にくれた表情一つで
僕の世界に花は咲き渡る
昨晩フトンで決意した言葉は
いざ君を目の前にしたら何故か言えない
また今日も番号を聞けなかった
またね、と言ってサヨナラ
今日も可愛かったなぁ…
って、↑こんな具合で
次、明日、また今度。って
君が居なくなってから後悔しても遅いのに
絶対辛いのに
また君に番号を聞けなかった!
話すだけで汗が出た!
目を合わせられないくらい
君が愛おしくて
彼氏とかは居るのかな?
休みは何してるのかな?
僕をどう思ってるかな?
聞きたいことだらけ…
080の方かな?
ドコモかなエーユーかな?
待ち受けは美輪さんかな?
君を知りたくて
君を知りたくて
(大好きな君へ魂の語りTIME)
君の番号を入れるためだけに僕の赤外線受信部はあるんだ。
普段の何気ないこと等を電話で話したり
道に居た猫の写真を送って「可愛いね■」と愛で合ったりして少しずつ、
少しずつ君を知り、少しずつ君との距離を縮めて行き、
そしていつかゆくゆくはそう、
いや、しかしそれには、
そのためには大好きな君に番号を…、
君に番号を聞かなくてはならない!
それがどれだけ怖いことかおわかり頂けるであろうか?
もし断られたら僕はもう死んでしまいたいくらいだ!
どうすればいいんだ?
どうすればいいんだ?
殺してくれ!もういっそ僕を殺してくれよ!
君の美しい手で僕を!