とてもじゃないけど
とてもじゃないけど手の届かないあなたを
好きになってしまったこの気持ちを
この気持ちだけは無くさないようにと
この気持ちだけは忘れないようにと
曲にしてしまいました 許してください
雨降りの金曜 今日こそはきっとって
いつまでも仕事が終わらないフリをしている
本当は知ってるダメだってことくらい
でもバカみたく手の中の液晶を信じて
バカみたくというよりは実際にバカなので
それが分かってるってとこがそれはそれで切ない
いつになれば自分に自信が持てるようになるのか
いつになれば素直に話すことが出来るのか
傷つくのを怖れて逃げ道ばかり作っては
さっきから同じ場所を行ったり来たりしている
体力も使うし迷惑かもしれないし
だったらやっぱり一人のほうがいいやって結局
せっかくの気持ちもなかったことにしといて
勝手に振り出しに戻したつもりになるんだけど
あっけなくさっきまでの自分だったりして
あぁ なんだ時間だけが過ぎたってわけか
だからというか なんというか死ぬくらいの覚悟で
今までの数少ない経験を頼りに
ピンセットで摘むように慎重に言葉を選んで
思い切って一歩を踏み出したんだけれど
返事が来なくて泣いたので
多分本当に好きでした
何にも手につかなくなったので
多分本当に好きでした
この気持ちは誰にも言わない
言わない言わない言わないでおこう
カプセルに詰め込んで宇宙ロケットで飛ばして
誰も知らないところで星になればいいのに
もう一度 もう一度だけでいいから
あの天使みたいな笑顔でほほ笑みかけてはくれませんか？
もう一度 もう一度だけでいいから？
屈託なく話しかけてはくれませんか
「駆け引きのテクニックとかそんなモノの前にさ
スタートラインに立つ方法を誰か教えてくれよ！」
なんて叫びたくなる新宿駅東口の雨降りの金曜
明日こそはきっとって
実はもうばったり会っちゃうんじゃないかって
いつまでも可能性を少しでも信じて
人ごみに塗れて 誰かに足を踏まれて
踏まれたのに「すみません」って俺が謝ってるし
こんなに人がいるのに会いたいのは一人だ
あなたのことを考えてるのはきっと俺一人だ
まぁいいやなんかもう今日はちょっと疲れたし
俺だってやんなきゃいけないこととかたくさんあるし
そんな風に誤魔化しては一人ぼっちで歩き出す
帰りのホームはやたら人が少ない
俺がもし映画の主人公だったら
そろそろ場面は急展開なんだけどなぁ
返事が来なくて泣いたので
多分本当に好きでした
何にも手につかなくなったので
多分本当に好きでした
この気持ちは誰にも言わない
言わない言わない言わないでおこう
カプセルに詰め込んで宇宙ロケットで飛ばして
誰も知らないところで星になればいいのに
近い未来遠い空で星になった思いが
いつまでも変わらない輝きで瞬く
時に立ち止まっては思い出して見上げる
見えない日があってもきっとそれはそこにあって
近い未来遠い空で星になった思いを
いつまでも見ているその星の話を
笑って話すことが出来るようになったその時には
大好きな人と一緒にいますように
