誰か教えて
あの愛は間違いだったの?
あの想いはどこまで飛んで
どうなって消えていったの?
空みたいに空っぽになって
物事は体をすり抜けてく
希望は変わった不安に
記憶は変わった弱さに
立ち尽くすしか無かった
この広い果てしのない大地で
まるで時間が停止したかの様に
鼓動の言葉も返事しなくなって
もし勇気という光が射すのならいったい何をすればいい?
どうせ俯く視界に射す術はないんだろ?
ちりばめられた白く染まる道は
何かへと続く道しるべみたいで
ほら、見上げればひらら…
温もり司る桜
身を任せ静かに流れているよ
陰に隠れた小さな歯車の異変に気づけなかった
ちっぽけな過ちが大きな恐怖になって
現実から身を潜めてしまった
喜びに喜べず笑ったフリさえも下手になって
人を遠ざけ人に遠ざかり白紙のページを綴る
君を…いつでも君を本当はずっと見つめていたいけど…
ちりばめられた白く染まる道は
明日へと続く道しるべみたいで
なぁ、見上げればひらら…
温もり司る桜
身を任せ静かに流れてゆくよ
一ひらの想いとなり眼から何かがこぼれ
心が息を吹き返すようにぎゅっと苦しく締め付けた
君の淡いセリフが胸いっぱいに甦らせてゆく
薄紅色の想い出に見た満開の桜みたいに
空が晴れ渡り 光が射し込み
約束の風が背中に吹いたとしても
なぁ、君がいないなら
全てに誓った愛は
春となりまた舞い戻る
ちりばめられた白く染まる道は
雪溶けの光が花びらに滲み
嗚呼、見上げればひらら…
温もり司る桜
身を任せ静かに
あるがまま君の様に
揺らいでいるよ