TEKST PIOSENKI 刹那の夏W WYKONANIU 河合奈保子
恋した女は綺麗な夏の野性(けもの)
平和(しずか)な仮面(かお)して愛さえ裏切れる
哀愁祝祭(カーニバル) 碧(あお)く燃える海が
白い街角に火を放つ窓辺で
男と女 口移しの夢に
咲き乱れる紅い刹那の花のようね
真昼に抱きしめられて
あゝ唇も壊れそうよ
いけない子ね 勝手になさい
妖しい媚薬で酔わせる夏の接吻(キス)は
愛した恋人(ひと)より未知(しら)ない男(ひと)がいい
哀愁祝祭(カーニバル) テラスで振り向いて
素肌にレースの手袋がひとつよ
男と女 夏の罠におちて
生きることも甘く気怠(けだる)い幻(ゆめ)のようね
真昼に抱きしめられて
あゝ陽が海に沈んでくわ
いけない子ね 勝手になさい
甘美(あま)い口移しの夢に
咲き乱れる人は刹那の花弁(はなびら)
哀愁祝祭(カーニバル) 短い命より
長い接吻(くちづけ)をあゝ誰かください
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