TEKST PIOSENKI 横顔~わたしの知らない桜~W WYKONANIU 藤田麻衣子
もう何度 季節を見送り
来ない連絡を待つこともやめて
何気ない毎日が少し
速度を上げ始めて 流れていく
一面に美しく咲いた
薄紅色の花びら
あのときの景色が月日を超えても
目を閉じれば浮かんでくる
幸せの日々とあの頃の笑顔
雲間から優しく照らす日差しの中でふたり
決して指先は 離れることは無かった
まるで誰かが 作り上げたような
風に散った満開の桜
言葉を失う未来を知らないふたり
いつから二人の間に
すれ違いが起こり始めたのだろう
あのとき何かが少し変わり始めていたけど
ふたりの気持ちはきっとまだ繋がってた
まるで誰かが作り上げたような
風に散った満開の桜
思い出の中に今も咲き続けている
懐かしそうにそう話す彼の
横顔を見る度 切なく痛い
私は隣でただ微笑み掛けるだけ
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