あっちむいてホイ いつも負まけてばっかり
指ゆびさされたほう フラフラ追おっかけ
どうせ誰だれも気きにしてなんかいない
みんなは上手うまくやれるの
何なんでかな 知しりたいよ
別べつにこのままだって困こまりやしないけど
ただ(ああ) 私わたしにしか見みえない
大おおきな不安ふあんとかイラ立だちとか
胸むね押おさえつけて苦くるしくて
ああ、
これは人ひとに見みせちゃいけないモノで
それを笑顔えがおの裏うら 片付かたづけちゃってたんだ
あれを今更いまさら焦あせって拾ひろってみても
どれも傷いたみボロボロになって解ほつれていた
誰だれか気付きづいてよと 泣なき出だしそうな言ことノ葉はを
大丈夫だいじょうぶだよって笑わらった 裏切者うらぎりものだーれだ?
いっそのこと 捨すててみようかな一度いちど
"ちり"積つもれば 山やまそろそろ大おおきい
どうせ誰だれも気きにしてないなら ねえ
ズルでもしちゃえ なんてね
「同おなじだよ、あの子こだって頑張がんばってる」
別べつにそんなこと言いってほしいわけじゃないよ
ただ(ああ) 私わたしにしか出来できない
小ちいさな一ひとつのものでいいから
誇ほこれる何なにかがあればいいな…ってね
これは人ひとがどうとか どうでもよくて
それが何なにかはもう本当ほんとうは知しってるんだ
あの場所ばしょへ向むかうなら 跳とんじゃえばいいのに
どこか 誰だれかの一言ひとこと刺ささって動うごけないよ
お願ねがい笑わらわないでと 溢あふれ始はじめた言ことノ葉はが
優やさしく胸むねを叩たたいた また別べつの誰だれかの
僕ぼくらは心こころで出会であうだろう
安全地帯あんぜんちたいを抜ぬけて 秘密ひみつ基地きちで語かたれるキミと
これからの永ながい旅たび 億劫おっくうになるけど
その一言ひとことだけで変かわれる気きがするんだ
あれから長ながかったねって話はなせるように
どこかじゃなく今いまここにたって私わたしはいる
誰だれか気付きづいてよと 泣なき出だしそうな言ことノ葉はを
抱だきしめてハッと気付きづいた 正直者しょうじきものだーれだ?