きみを見てた じっと見てた
そのきみに 触れたい
間には透明な壁
悪い菌に 満ちてる
誰とも触れあうことできない
昔は熱意のある研究者
子供たちのため 世界を治そうとした
もう自分に できることは
ないとよく きみは泣く
暇見つけ 研究内容
聞いてみた 代わりに
何かできないか 思って
でも僕の頭は 痛くなるばかりで
何もわからない 何もしてやれない
でもありがとうときみは
言ってくれたんだ 笑顔で
もう難しい話は なしで話そう
それからのふたりは ひたすら他愛ない
話をし続けた ガラス越しに
触れあうことはなくても 確かに触れあってたよ
笑って過ごした きみのさいごまで